課題別ロードマップ〜音声知覚と意味理解編〜

1. 音声知覚

各レベル別学習方法
最低単位:1日5分〜

音声知覚には大きく3つの壁がある
と言われています。

  • 実践の壁(A1~A2)
  • スピードの壁(B1~C2)
  • 音節と声質の壁(B2~C2)

前提として、音声知覚の概念について
理解に不安がある方は、
以下の記事を事前にお読みください。

🗣️シャドーイングのやり方

それぞれ、説明する前に、
前提として
①実践の壁(A1~A2)
②スピードの壁(B1~C2)
この2つについては、
この記事やXで投稿している
シャドーイングの演習で、
克服することが可能です。

この記事では、
特に何を意識して演習をすると
より効果が高いか、という点に
焦点を当てて説明します。

③リズムと声質の壁については、
この記事で初めて書くので、
ぜひじっくりお読みください☘️

1-1. 実践の壁(A1~A2)

音の変化のルールは理解したけど、
なかなか聞き取れない。

こんなことが起きている場合は、
「ゆっくり聞く」と「再現する」
の数をこなすことに尽きます。

安心してください。
私自信、この壁をずっと突破できず、
リスニングは「才能」だと
思い込んできました。

私がここを突破できたのは、
22.5時間のシャドーイングを終えた頃です。

1日30分だと1ヶ月半、
1日10分でも、約4ヶ月あれば突破可能な
計算です。

慣れるのが、最初は本当に大変です。
でも慣れてくると、ここは意識しなくても
よくなるので、本当に最初が大変、
と思って気長に頑張っていきましょう💪

1-2. スピードの壁(B1~C2)

さて、ここから難易度がちょっと
上がってきます。

私がスピードの壁を突破できたのは、
135時間のシャドーイングを終えた頃です。

1日30分だと9ヶ月、
1日10分だと2年3ヶ月ですね。

ただ、個人的には
「もっと早く習得できたのでは?」
と思っています。

私自身、ネイティブスピードの
演習に着手したのが
6ヶ月学習を終えてからでした。

もっと早く着手し始めていれば、
もう少し早く耳がなれたのでは?
と思っています✨

気長にコツコツいきましょう💪

1-3. 音節と声質の壁(B2~C2)

さて、ここは初出しですし、
私自身も現在進行形で学習中です☘️

まずは音節から説明していきます。

音節

英語と日本語にはいくつか違いがあるのですが
ここで取り上げるのは「音節」です。

例えば、sitという単語があるとすると、
日本語でそのまま読むと、
「シ」「ッ」「ト」という3つの音から
成り立っていることがわかります。

一方で、英語では、
「シッ」というiにアクセントを置いた、
1つの音のみで表現します。

例)I  sit on the chair.

という文章があるとすると、
日本語で全部の音を読むと、
「ア」「イ」「シ」「ッ」「ト」
「オ」「ン」「ダ」「チェ」「ア」「ー」
の11音節ですが、
英語だと
「アィ」「シッ」「オン」「ダ」「チェアー」
の5音節になります。

これだけ音節の数が違うと、
じっくり読んでたら間に合わないですよね笑

ちなみに、各単語の音節は、
weblio辞書の音節という場所を見ると、
・で音節の数を表現してくれています。

基本的に母音に1つの音節
というルールなので、母音の数を
意識して読んでいくと、
かなり英語のテンポに近づきます。

この音節を意識するときのコツは、
手拍子で拍を叩きながら読むことです。

B2以上になってくるとかなり音声が早くなり、
追いつかないことも出てくると思うので、
ぜひ音節を意識してみてください。

声質の壁

英語と日本語の他の大きな違いとして、
「喉の使い方」が違うと言われています。

喉を開き、お腹から声を出すイメージです。

おすすめの記事を挙げておくので、
ぜひみてみてください。

2. 意味理解(ボトムアップ)

各レベル別学習方法
最低単位:1日10分〜

音声知覚には大きく3つの壁がある
と言われています。

前提として、意味理解の概念について
理解に不安がある方は、
以下の記事を事前にお読みください。

💡 リピーティングのやり方について

それぞれ、説明してきます。

2-1. 機能語の壁(A1~B1)

機能語(function words)とは、
文の中で文法的な関係を示したり、
他の単語の意味を補助する役割を
持つ語のことです。
内容そのものを伝える単語
(内容語、content words)とは対照的です。
機能語には具体的な意味があまりなく、
むしろ文法的な機能に重きを置いています。

機能語の種類
機能語は以下のような種類に分類されます。

  1. 前置詞(Prepositions)
    名詞や代名詞と他の語句の関係を示します。
    例: in, on, at, by, for, with, about
  2. 冠詞(Articles)
    名詞の特定性や数量を示します。
    例: a, an, the
  3. 接続詞(Conjunctions)
    単語、句、節をつなげます。
    例: and, but, or, because, although
  4. 代名詞(Pronouns)
    名詞の代わりに使われます。
    例: he, she, it, they, this, that, who, which
  5. 助動詞(Auxiliary Verbs)
    動詞の意味を補助します。
    例: be, do, have, can, will, must
  6. 助詞(Particles)
    文の特定の構成要素を強調したり、文法的役割を明示します。
    例: to (不定詞), not (否定), up (句動詞)
  7. 疑問詞(Interrogatives)
    質問を形成します。
    例: what, where, when, why, how
  8. 副詞(特定の機能語としての)
    文全体や他の要素を修飾する副詞。
    例: very, too, so

機能語の特徴

  • 意味が抽象的: 具体的な意味を持たず、文全体の構造を形作る。
  • 頻出する: 会話や文章で非常に多く使われる。
  • ストレスが弱い: 英語のリズムやイントネーションでは通常、機能語は弱く発音される(例: 短縮形や省略形)。
  • 文法的役割が重要: 文構造や意味解釈に不可欠。

上記のため、弱く聞こえる音を、
以下に聞き取れるか、これが
意味理解の機能語の壁です。

ここは、リピーティングを地道に
繰り返すことで、解消ができます。

私自身は、
22.5時間のリピーティングを繰り返した時に、
ここの壁を突破できました。

2-2. 文章の長さの壁(B2~C2)

5~6単語なら保持できるけど、
10単語以上になると、
最初はかなり苦しくなります。

ここも、ひたすら長めの
文章を聞き続けることが大切です。

私自身は、
さらに22.5時間のリピーティングを繰り返した時に、
ここの壁を突破できました。

シャドーイングは慣れていくのに
時間がかかりますが、
リピーティングに関しては、
既に英語を文章として認識はできているので、
コツさえ掴めれば習得まではそこまで
時間はかからない気がしています💡

2-3. 文法表現の壁(B2~C2)

スピードが速くなると、
意味理解にも処理スピードが求められます。

この際に、文法事項が曖昧だと、
文法の解釈に時間がかかり、
置いてかれていってしまいます。

ここに壁を感じている時は、
文法が少し複雑な文章を
音読することが大切です。

おすすめとしては、
自身でリーディングで使用している
文法書をリピーティングすることです。

かなり負荷はかかりますが、
文法事項を文章として
脳にインプットすることができるので、
文法の処理が追いつくようになります。

3. 意味理解(トップダウン)

ここは実践演習なので、
とにかく量を聞くことが大切です。

詳しい学習方法は、
リピーティングのやり方の記事に
あるので割愛しますが、
私自身は15時間ほど多聴を行う
ことで、B1のラインを突破し、
B2~C1に関しては、90時間ほどの
多聴が必要でした。(現在も進行形です)

いろんな種類の音になれること、
特に生活音を含む音や、
声の強弱が激しい音になれることが大切です。

ESLでは、日常の音声を多く扱っているので、
ぜひ毎日少しずつでも聞く習慣を
つけてみてください💪

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